HRダービー制覇ソト、147m弾も「酷い気分」? 電撃移籍の噂も「毎日100%出すだけ」

HRダービーを初制覇したナショナルズのフアン・ソト【写真:Getty Images】
HRダービーを初制覇したナショナルズのフアン・ソト【写真:Getty Images】

イチロー愛弟子を破って初制覇「アメージングな気分」

 MLBオールスター戦前日恒例のホームランダービーが18日(日本時間19日)、ドジャースの本拠地・ドジャースタジアムで行われ、ナショナルズのフアン・ソト外野手が史上2番目の若さで初優勝を果たした。優勝の瞬間にバットを放り投げ、「スコアボードが変わったのを見て、自分がチャンピオンだと言うのを示していた。アメージングな気分だったね」と興奮気味に語った。

 イチロー愛弟子として知られるマリナーズ新人ロドリゲスとの決勝戦。後攻のソトは最初の2分間では10本と低調だったが、1分間のボーナスタイムでアーチ量産。「アメージングな選手で何でもできる」という18本のロドリゲスを抜き去った。482フィート(約147メートル)を記録した豪快弾については「いい感触だったけど、同時に酷い気分だった。というのも、打った後にどれくらい飛んだのか確認する時間がなかったからね。だけど本当に素晴らしい気分だったよ。最終的に映像を見てどこまで飛んだかわかるからね。自分のスキルを駆使して出来ることに、感銘を覚えるね」と白い歯を見せた。

 ナショナルズからの15年総額4億4000万ドル(約594億円)の巨額オファーを拒否したと報じられている。8月2日のデッドラインまでにトレードされる可能性も出てきている。「ただ本拠地の球場で毎日100%の力を出すだけだ」と話すにとどめた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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