大谷翔平、球宴初安打は「1番渋いヒット」 2度目出場で2打席出塁「昨年より楽しめた」

「1番・DH」エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
「1番・DH」エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

初回の第1打席、カーショーの初球をバットを折りながら中前に運んだ

■ナ・リーグ ー ア・リーグ(日本時間20日・ロサンゼルス)

 エンゼルス・大谷翔平投手が19日(日本時間20日)、オールスター戦に「1番・指名打者」で先発出場した。初回の第1打席にオールスター初安打となる中前打、第2打席は四球だった。バットを折りながらの中前打に「できればホームランか空振りかくらいの感じがよかったんですけど、1番渋いヒットだったのであれでしたね」と笑顔で振り返った。

 プレーボール直後の“有言実行打”だった。初回先頭、大谷は通算192勝・カーショーの初球をバットを折りながら中前へ運んだ。打席前に球場のマイクで「ファースト・ピッチ、フルスイング、ザッツ・イット!」と宣言した通りの一振り。公式戦では通算8打数無安打だった左腕から快音を響かせた「なかなかシーズンでは打てなかったので、あまりいいヒットではなかったですけど打ててよかったです」と安堵。しかし続くジャッジの打席で牽制死となり、思わず苦笑いを浮かべた。

 ベースボール・リファレンスによると、大谷はオールスターで初球をヒットにした史上3人目の選手だという。とカービー・パケット(1986年)、マイク・トラウト(2013年)に続いた。

 初選出だった昨年は2打数無安打だったが、通算3打席目で初安打。日本選手のオールスターでの安打は、2009年イチロー(マリナーズ)以来、13年ぶりとなった。2度目の球宴を満喫し「昨年よりリラックスして、昨日のホームランダービーもそうですし、今日のゲームもその前のレッドカーペットも、昨年より楽しめたかなと思います」と充実の表情だった。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY