国際ドラフトは導入見送り MLB側はコスト削減に期待も…選手会との交渉決裂

MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏【写真:ロイター】
MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏【写真:ロイター】

「クオリファイング・オファー」も残ることに

 国際ドラフトを巡るメジャーリーグ機構と選手会との交渉期限が25日(日本時間26日)に期限を迎え、合意に至らずに決裂した。新制度導入が注目されたが、現行の国際FA契約制度が続くことになる。米メディア「CBSスポーツ」などが伝えている。

 米国とカナダ、プエルトリコ以外の選手を対象としていた国際ドラフト。巨額を投じてFA選手を獲得することを回避でき、MLB側はチームにとってはコスト削減になると期待していた。導入が実現すれば、FA選手と契約する代わりにドラフト指名権を失う制度「クオリファイング・オファー(QO)」が代わりに撤廃される方向で議論が進められていたが、交渉決裂によってQOも残ることになった。

(Full-Count編集部)

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