“不文律破り”にキレたベテラン「アイツはピエロ」 反抗する25歳が見せた驚きの行動

ナショナルズのビクター・ロブレス【写真:ロイター】
ナショナルズのビクター・ロブレス【写真:ロイター】

25歳のナショナルズ・ロブレスが“ピエロ姿”でベンチに

■ナショナルズ 4ー3 Dバックス(日本時間25日・アリゾナ)

 ナショナルズのビクター・ロブレス外野手がダッグアウトで驚きの姿を披露した。24日(日本時間25日)のダイヤモンドバックス戦で真っ赤なピエロの鼻をつけていたのだ。これは前日の同カードで、ダイヤモンドバックス先発だったマディソン・バムガーナーへ向けたもの。米ニューヨークポスト紙では「ビクター・ロブレスは、マディソン・バムガーナーとの『ピエロ喧嘩』に歓迎されないひねりを加えた」との見出しで報じ、ベテランと若手に生まれた“軋轢”を取り上げている。

 始まりは23日(同24日)の試合のこと。ナショナルズが劣勢の展開だった1-7の8回、ロブレスは左翼へ3号ソロを放った。打った瞬間にそれとわかる一発となるゆっくりと“確信歩き”からベースを一周した。被弾したバムガーナーは8回途中まで1失点と好投を続けていた。騒動はこの試合後に起きた。

 バムガーナーはロブレスの態度が気に入らず、試合後に「アイツはピエロだよ。まったくの恥知らず。7-1の場面で、点差が5に縮まっただけ。今季3本目のホームランを打ったというのにバリー・ボンズが記録を破ったときのような振る舞いだった」とかつての大打者を引き合いに出し、不快感を露わにしていた。それに対してロブレスも反応した。

「彼(バムガーナー)は良い投球をしているとき、自分の好きなように表現できるが、自分が打たれた時は、相手をみんな『ピエロ』って呼んでいるみたいだ」「もし、彼がホームランを打たれたくなければ、みんなを三振に打ち取るとか、もっといい投球をすればいい。そうすれば余計な心配をしなくていい」とコメントしたという。

 点差が離れた場面で本塁打を打ち、喜んだことをメジャーの“不文律”を破ったと指摘され、起こった騒動。バムガーナーは三振を取った後に派手なリアクションをすることでも知られている、と同紙は言及。ロブレスの対応を賞賛するファンも少なくないとも伝えている。肝っ玉が座る25歳の言動にこれからも注目が集まりそうだ。

【写真】本当に“ピエロ”になっちゃった…肝っ玉座る25歳が見せた驚きの行動

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