大谷、足首は「MAXまではいってない」も快足披露 無安打には「そういう時もある」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

走塁で存在感見せる、月間最優秀新人には「すごく光栄です」

 エンゼルスの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、本拠地オリオールズ戦に2試合連続で「5番・DH」でスタメン出場し、4打数無安打1得点。いい当たりはありながら無安打に終わったものの、本人は「そういうときもある」と淡々と振り返った。一塁から一気に快足を飛ばして生還する場面もあり、エンゼルスの10-7の勝利に貢献。この日発表された月間最優秀新人に輝いたことについては、改めて「すごく光栄です」と話した。

 第1打席はいい当たりの中飛に倒れた大谷。第2打席は1点リードの4回1死走者なしでバンディの直球を捉え、一塁手デービスのグラブを弾く痛烈なゴロ。記録は失策となったが、続くシモンズのレフトへの二塁打で快足を飛ばし、一気に生還した。最後はスライディングも見せ、足首の不安を完全に払拭する走塁となった。

 その後は遊ゴロ、一ゴロも、いずれもいい当たり。ここでも快足を見せ、どちらも際どいタイミングでのアウトだった。

 大谷は試合後、いい当たりがありながら無安打だったことについて「そういうときもあるかなとは思いますし、ただ、試合に勝てたので。勝てないというか、接戦のときにそういう打球が出るのは悔しい部分はあると思うんですけど、試合は有利に進められてましたし、自分の打撃は打撃として、良かった点もあったと思うので、そこは特に気にはしてなかったかなと思います」と振り返った。

 ベースランニングについても「それなりにしっかり走れたんじゃないないかというか、マックスまではいってないと思いますけど、(本塁に)帰ってこられてよかった」として、最後のスライディングも「スライディングする指示は出てたので、タイミングも微妙なのかなと思ってしたけど、案外普通に入ってこられたので、よかったなと思います」と、足首の回復ぶりに手応えを示した。

 4月は打者として16試合出場で打率.341、4本塁打、12打点、投手としても4登板で2勝1敗、26奪三振、防御率4.43と投打二刀流で活躍。月間最優秀新人に選ばれた。これについては、改めて「すごく光栄ですし、まだ始まったばかりですけど、いいスタートを切れたのは良かったのではないかと思っています」と話した大谷。この日は無安打も、収穫のある試合となった。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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