51日ぶり白星も「悔しいです」 辻監督も“苦言”を呈した西武・松本の課題とは

18日のソフトバンク戦に登板した西武・松本航【写真:荒川祐史】
18日のソフトバンク戦に登板した西武・松本航【写真:荒川祐史】

松本は6回途中4失点で6・28日ハム戦以来の6勝目をあげた

■西武 8ー5 ソフトバンク(18日・ベルーナドーム)

 西武の松本航投手は18日、本拠地ベルーナドームで行われたソフトバンク戦に先発し、6回途中5安打3四球4失点。6月28日の日本ハム戦以来51日ぶりの白星となる今季6勝目(4敗)を挙げた。チームは首位攻防3連戦を2勝1敗で勝ち越し、3年ぶりのリーグ優勝へ前進。貴重な白星をもたらした松本は「イニング途中での降板、しかも(相手先発の)東浜投手より先に降板してしまったので悔しいです」とコメントした。その胸中とは──。

 試練はいきなり、初回に訪れた。2死三塁で打席に柳田を迎え、115キロのカーブでタイミングを外し平凡な左飛に打ち取ったかに見えた。ところが左翼手の若林がボールを見失い適時二塁打に。続くデスパイネにも左前適時打を許し、この回2点を失った。

 味方打線がその裏に爆発し、一挙5得点で大逆転に成功。2回と4回にも加点した。松本も4回にデスパイネ、中村晃、三森を3者三振に仕留め、完全に試合の流れを引き寄せた。

 しかし7-2と5点リードで迎えた6回、先頭の今宮、牧原大に連続四球を与える。柳田を中飛に仕留めるも、デスパイネにこの日2本目の適時打を献上。続く中村晃を右飛に打ち取ると、107球で降板を命じられた。

5点リードの6回に連続四球「少し自分の中で焦った」

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