前田健太、メキシコ開催で登板し5回3失点 救援投手が打たれ3勝目は消滅

5回3失点で降板となったドジャースの前田健太【写真:Getty Images】
5回3失点で降板となったドジャースの前田健太【写真:Getty Images】

降板直後に勝ち越して勝利投手の権利発生も…その後逆転を許して前田に勝敗つかず

 ドジャースの前田健太投手は5日(日本時間6日)、メキシコ・モンテレイで開催されたパドレス戦に先発し、5回4安打3失点7奪三振1四球で降板した。6回の攻撃で代打を出されて降板。チームがこの回に勝ち越し、前田は勝利投手の権利を持ってマウンドを降りたが、2番手のフィールズがその裏に逆転2ランを浴びて今季3勝目は消えた。

 前田は初回、先頭のジャンカウスキーにいきなり右中間を破られる三塁打を浴びると、続くホズマーには右翼への2ランを被弾。あっという間に2点を先制された。しかし、これを引きずることなく、ビラヌエバを右飛、コルデロを一ゴロ、ロペスを空振り三振と後続を断った。

 続く2回、ドジャースは先頭ケンプのソロ弾で1点を返す。さらに、2死一塁の場面で前田がライト前ヒットを放ち、一、三塁とチャンスを広げる。ここでテイラーがレフトへタイムリー。すぐに同点に追いついた。

 前田はその裏、1死からガルビスに右中間への二塁打を許すも、アスアへは左直、ミッチェルは空振り三振で無失点。ドジャースは3回にケンプのタイムリーで勝ち越しに成功した。

 ジャンカウスキーを二ゴロに仕留めると、前の打席でホームランを浴びたホズマーを空振り三振。さらに、続くビラヌエバも空振り三振に仕留め、初めて3者凡退に抑えた。

 4回、前田は先頭のコルデロを歩かせると、ロペスは空振り三振の後、ピレラにセンター前ヒットを許す。続くガルビスのレフトファウルゾーンへのフライをベルドゥーゴがスライディングキャッチ。美技となったが、三塁走者のタッチアップを許し、同点に追いつかれた。

 それでも、5回はマーゴットを空振り三振、ジャンカウスキーを三ゴロ、ホズマーを一ゴロ。この試合2度目の3者凡退に仕留める。続く6回の攻撃で2死一、二塁の好機で打席が回り、代打バレラを送られて降板。バレラは四球を選ぶと、続くテイラーは死球で押し出し。ドジャースが勝ち越し、前田に勝利投手の権利が発生したが、その裏に2番手のフィールズがロペスに2ランを被弾。逆転を許し、前田は3勝目はならなかった。

 この日は82球で降板。ストライクは52球だった。防御率は4.02となった。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY