大谷翔平は「厳しい打席になってしまった」 監督代行、初球の際どい判定を嘆く

6回に代打で登場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
6回に代打で登場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

相手左腕ビークスからは前回対戦時に左中間へ一発を放っていた

■レイズ 2ー1 エンゼルス(日本時間23日・セントピーターズバーグ)

 エンゼルスの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)、敵地で行われたレイズ戦の6回の好機に代打で登場するも、空振り三振に倒れた。初球の外角低めの際どい球がストライクと判定され、フィル・ネビン監督代行は「一、二塁でショーが打席に立った際、(初球は)カウント0-1ではなく1-0になるかと思った。そこには大きな違いがある。ただそれも試合の一部だ」と振り返った。

 大谷は前日21日(同22日)に投打同時出場したものの8敗目を喫し、5回の打席で代打を送られ交代。球団は「ウイルス性胃腸炎」と発表していた。この日はベンチスタートとなったが、1-2の6回1死一、二塁の場面で代打がコールされた。2球で追い込まれ、3球目のボールは見極めたが、最後は4球連続のチェンジアップにバットは空を切った。監督代行は、ストライクとコールされた初球を「ボーダーラインの球だった」と振り返り「(初球がストライク判定となり)更に厳しい打席になってしまった。ベンチから試合に出るのは容易なことではない。彼の場合そこまで多くやる機会も無いわけだし」とかばった。

 相手投手のビークスにとって、大谷は前回対戦した5月9日(同10日)に左中間に一発を浴びている相手だった。大事な局面で4球連続チェンジアップで雪辱を果たした左腕は「自分の長所を生かしただけ。彼と前回対戦したときは、(初球に)スライダーを投げて左中間席へ一発運ばれてしまったからね。だから今回は僕の強みにこだわったまでさ」と喜んだ。

【実際の画像】ストライクとボールでは大きな違い… 際どい判定となった大谷翔平の打席の配球チャート

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