ドラ1安田はチーム3位の18打点 1軍昇格に向けて奮闘するロッテの若手たち

ロッテ・安田尚憲【写真:荒川祐史】
ロッテ・安田尚憲【写真:荒川祐史】

安田はファームでチーム3位の18打点

 4月29日に行われた北海道日本ハムとの一戦、開幕を2軍で迎えた大嶺翔が4安打を打ち、田中靖が今季初勝利を挙げ、開幕から遊撃のレギュラーとして出場し続けている藤岡裕とともにお立ち台に上がった。

 1か月前はロッテ浦和球場で、1軍昇格を目指して汗を流していた2人が、ZOZOマリンスタジアムの千葉ロッテファンから大きな声援を受けたのだった。

 大嶺翔、田中靖のような活躍を目指し、ファームで汗を流している選手は大勢いる。細谷もそのうちの1人だ。オープン戦は1軍に帯同していたが開幕は2軍で迎え、3月31日の埼玉西武戦から4月4日の巨人戦にかけて4試合連続無安打だったが、4月6日の横浜DeNA戦以降今に至るまで、無安打に終わったのは3試合のみ。ここまで打率.354をマークしている。

 新外国人のペゲーロ選手も元気だ。4月13日の東京ヤクルト戦から、5試合連続で打点を挙げた。さらにドラフト1位ルーキーの安田も、一時は打率2割台前半に沈んだ時期もあったが、4月14日の東京ヤクルト戦から10試合連続安打を放ち、打率も.264にまで上昇。チーム3位の18打点を挙げており、順調な成長曲線を描いている。

 一方の投手陣は、4月7日の北海道日本ハム戦に先発するも、4回11安打6失点でノックアウトされたチェンが降格後、安定した投球を見せた。4月21日の北海道日本ハム戦で5回を1失点に抑えると、4月28日の埼玉西武戦は2回をパーフェクトリリーフ。4月30日に再昇格を果たしたが、5月5日にまたもや抹消されたため、今は再昇格の機会をうかがっているところだ。また、救援陣の中では東條が、11試合に登板して0勝1敗4セーブ、防御率0.82と抜群の安定感を誇っている。

 長く苦しいシーズンは、1軍に在籍できるひと握りのメンバーだけでは乗り切れない。千葉ロッテのファームの選手たちは、2軍球場で真っ黒になりながら、虎視眈々と自分の出番を待っている。

【動画】1軍での活躍に期待! ペゲーロが見せた豪快弾!

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