侍U18・浅野、膝と手首痛め負傷交代も「大丈夫」 守備を反省「勝てる試合も勝てない」

途中交代となった侍U-18代表・浅野翔吾【写真:川村虎大】
途中交代となった侍U-18代表・浅野翔吾【写真:川村虎大】

3回の守備で左手首を負傷、5回には左ひざに打球が直撃するアクシデント

「第30回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」が13日(日本時間14日)、米フロリダ州・サラソタで行われ、野球日本代表「侍ジャパン」U-18はチャイニーズ・タイペイに2-9で敗れた。チームの主砲・浅野翔吾外野手(高松商)が左手首、左ひざを負傷し途中交代。試合後は「筋肉に当たった感じで打撲ではなく大丈夫」と軽傷を強調した。

 この日、「1番・左翼」で先発出場した浅野は、3回2死満塁の守備で、左翼線の打球に飛びついた際に手首を捻り負傷。さらに、5回1死三塁の守備でも打球が左ひざに直撃すると、その裏の打席で代打を送られ途中交代となった。

 試合後は「骨ではなく筋肉に当たった感じで打撲とかなんで大丈夫。手首も少し痛いが大丈夫です」と状態を説明。翌14日(同15日)の休養日に様子を見て、スーパーラウンドの出場を判断するという。

 この試合まで打率.583(12打数7安打)、1本塁打4打点と開幕から4試合連続安打と好調だったが、今大会初の無安打に終わった。「自分の守備にしても、投手の四球にしても反省点はあった。強い相手にそういった守備をしていると勝てる試合も勝てない」と反省を口にした。

 馬淵史郎監督は交代の理由を「あの点差なので休ませた」と説明し、「(次戦も)やってくれると思いますよ」と期待を込めた。浅野もスーパーラウンドに向け「日本代表らしい堅実な守備からリズムを作ってやっていきたい」と意気込んだ。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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