パ・リーグで本塁打を“打たれない投手”は? 投高打低が現れる「被本塁打率」

日本ハム・伊藤大海(左)とオリックス・山本由伸【写真:荒川祐史】
日本ハム・伊藤大海(左)とオリックス・山本由伸【写真:荒川祐史】

山本由伸、伊藤大海の「被本塁打率」を見ると…

「Monday パ」では、一軍公式戦が行われないことの多い月曜日でも、皆さまにパ・リーグを楽しんでもらえるよう旬な情報を配信しています。9月第4月曜日の今日は、本塁打に関するトピックを特集。「投高打低」と言われる今季、その影響と思われる数字は“被本塁打率”にも現れています。そこで今回は被本塁打率が低い投手を比較するとともに、彼らから本塁打を放っている打者にも焦点を当てていく。

 まずは投手側サイドから“被本塁打率”をまとめていく。被本塁打率とは、投手が9イニングを投げた際の被本塁打数を表したもので、計算式は「(被本塁打数)÷(投球回)×9」となる。

 今回は先発投手にフォーカスし、規定投球回に到達している投手を対象とする。すると、ここまで被本塁打率が低い順にオリックスの山本由伸投手(0.290)、日本ハムの伊藤大海投手(0.293)、西武の高橋光成投手(0.426)の名が挙がる。注目すべきは0.3を下回る山本と伊藤だろう。

 被本塁打率が0.3を下回るということは、10試合完投(90イニング投球)したとしても、浴びる本塁打の数が「3本以下」ということだ。18勝を挙げ、沢村賞を獲得した山本投手の昨季の被本塁打率が“0.325”だったことからしても「被本塁打率が0.3以下」であることのすごさが伝わるだろう。

 今季、山本投手の被本塁打は6本、伊藤投手の被本塁打は5本となれば、一体その“レア”なホームランは誰が打ったというのだろうか。

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