Aロッド、史上3人目の3000安打&600本塁打 「思い出は永遠に心の中に」

3000安打は史上29人目、ホームランで決め「感謝の気持ちでいっぱい」

 ヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手が19日(日本時間20日)、ニューヨークでのタイガース戦で史上29人目となる通算3000安打を本塁打で達成した。3番指名打者で出場したAロッドは1回にタイガースの先発バーランダーから今季13号の先制ソロアーチを放って決めた。

 サイ・ヤング賞に選ばれたことのあるバーランダーとは過去の対戦で相性が良く、「ボール球に手を出さなければチャンスはある。積極的に狙っていこう」と考えていたという。その言葉通り、初球の95マイル(約153キロ)を右中間へたたき込んだ。

 4万人を超える観客が総立ちで拍手を送った本拠地のベースを一周すると、チームメート総出で迎えられた。試合後にはタイガースの主砲カブレラら相手選手からも祝福されたようで「とても嬉しかった。本当に貴重な経験。今この場にいられることに感謝の気持ちでいっぱい」と感激に浸った。

 昨季は薬物規定違反で全試合出場停止処分を受けた。今季はここまで打率2割7分7厘、13本塁打とブランクを感じさせない活躍。開幕前には左投手相手のDH起用に限定され、打順も下位を打つと見られていた。

 それが今では3番を任され、ラインナップに欠かせない存在となるにつれ、周囲の見方も変わってきた。ジラルディ監督は「過去に故障し、今年40歳になる選手にこれ以上は望めないという働きをしてくれている。自分を信じて、日々の努力を続けてきた結果だ」と賛辞を惜しまない。

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