西武、熊代聖人に戦力外通告「ただただ感謝の気持ち」「野球に関わる仕事を」
プロ通算605試合出場、チーム屈指のムードメーカー
西武は17日、熊代聖人外野手に来季の契約を結ばないことを通告したと発表した。熊代は「12年もプレーさせていただいて、ただただ感謝の気持ちしかありません。ここまで長くプレーできるとは思っていませんでした」と振り返り、「今後も野球に関わる仕事をしたいと思っています」と今後について語った。
33歳の熊代は2010年ドラフト6位で西武入り。2012年に代走・守備固めながら自己最多109試合出場。打率.270、6打点をマークした。俊足強肩で内外野を全てのポジションを守る器用さが売り。チームのムードメーカーでファンからも親しまれていた。
プロ12年間で605試合出場。打率.225、108安打、0本塁打、29打点、16盗塁だった。
熊代聖人外野手
「プロの世界では小柄な自分が、12年もプレーさせていただいて、ただただ感謝の気持ちしかありません。自分自身、ここまで長くプレーできるとは思っていませんでした。渡辺GMが監督の時に入団し、以降たくさんチャンスを与えていただきましたが、期待に応えられなかったことの方が多かったように思います。初めて試合に出た日のこと、優勝した日のことなどたくさんの思い出がありますが、特に印象に残っていることは、長男が誕生した2013年9月29日(西武ドーム)の千葉ロッテマリーンズ戦でサヨナラタイムリーを打ったことです。今後も野球に関わる仕事をしたいと思っています」
(Full-Count編集部)