苦戦続くダルビッシュ、球団社長は不安一蹴「FA選手の普通の最初の1か月」

カブスのダルビッシュ有とジョン・レスター(左から)【写真:Getty Images】
カブスのダルビッシュ有とジョン・レスター(左から)【写真:Getty Images】

いまだ未勝利で防御率6.00も…レスター入団時と「不気味なほど似ている」?

 体調不良で故障者リスト(DL)入りしたカブスのダルビッシュ有投手は、15日(日本時間16日)の敵地ブレーブス戦で復帰する予定となっている。ここまで6試合登板で0勝3敗、防御率6.00。本来の力を発揮できておらず、本拠地のファンからはブーイングも浴びたが、地元メディアはジョン・レスター投手が入団した当時の状況と酷似していると指摘。球団社長は、同じように大型契約で加入し、スタートで躓きながら徐々に本来の姿を取り戻したエース左腕を引き合いに出して、ダルビッシュへの変わらぬ信頼を明かしたという。

 開幕から「5回の壁」を乗り越えられず、KOされる試合が続いたダルビッシュ。4月27日(同28日)のブルワーズ戦では6回3安打1失点(自責0)と克服したかに見えたが、2日(同3日)のロッキーズ戦は立ち上がりから苦しみ、4回1/3を7安打6失点(自責5)で降板した。この試合でも結果的に5回途中に降板。そして、体調不良でDL入りして8日(同9日)の先発登板は回避した。

 悪い流れが続いているが、米ヤフースポーツは「『不気味なほど似ている』エプスタインがダルビッシュとレスターのカブスデビューに見る類似点」と題した特集記事を掲載。ここまでのダルビッシュの成績を、左腕レスターのカブスデビュー当時と比較している。

 記事では、ダルビッシュのスタートが「低調」と指摘しつつ、「しかし、カブスのエプスタイン球団社長は、ダルビッシュのカブスでの最初の1か月が『普通のこと』だと考えている」と言及。強化責任者でもあるエプスタイン球団社長が、地元ラジオ番組で「ダルビッシュはフリーエージェントの選手として普通の最初の1か月を送っているよ。即戦力ですぐに評価される選手もいるが、それは極めて珍しいことなんだ」と話したことを紹介している。

レスターも2015年4月は苦戦、エプスタイン社長は「心配していない」

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