唯一バット3本折られ「厄介なのが来たなと」 イチロー氏がロッテ左腕から受けた衝撃
1996年に来日した左腕のボールに衝撃「これは厄介なのが来たなと」
モバイルゲーム「プロ野球スピリッツA」に、「イチローセレクション」としてイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が選んだレジェンドOBが各球団1人ずつ登場している。ゲームの公式YouTubeが公開した動画では、イチロー氏自身が各球団から選出した12人について語っている。ロッテから選んだのは、エリック・ヒルマン投手だった。
左腕のヒルマンは、来日1年目の1995年にいきなり12勝(9敗)。翌1996年は14勝(9敗)を挙げ、ベストナインにも輝いた。イチロー氏は「18(歳)からプロの世界に入って、28年の中で1試合でバットを3本折られたのは、ヒルマンだけ」と、思い出を明かす。
滅多にバットを折らないことで有名なイチロー氏だが、手元で動くボールに苦戦した。「マリアノ・リベラ(元ヤンキース)に近いですね。球は速くないんですよ、140キロ前後だったかな。ヒルマンの場合はとにかく(身長が)おっきくて、リリースポイントがバッターにもの凄く近く感じるんですよね。ランディ・ジョンソンの真っすぐよりヒルマンの真っすぐの方が打ちづらいです。それぐらいインパクトありました」と衝撃を受けたという。
「これは厄介なのが来たなと。ボビー・バレンタインさすがだなと。そこにフランコも来て……。強かったです。小宮山さんいて、伊良部さんもいて、ヒルマン。この3人はセットとしては断トツに良かったです」と当時の“強敵”ロッテ振り返った。
(Full-Count編集部)