巨人3選手、東大左腕も戦力外　阪神は助っ人大刷新、7人中6人と来季契約を結ばず　28日の去就

日本ハムの杉谷拳士は会見を開き、今季限りでの現役引退を表明した

　日本ハムの杉谷拳士内野手が28日、札幌市内の球団事務所で会見を開き、今季限りでの現役引退を表明した。また、阪神は外国人6選手に対して来季の契約を結ばないことを伝えたと発表した。ヤクルトと巨人はそれぞれ3選手に来季の契約を結ばないことを通知した。

　球界屈指のムードメーカーとして知られた杉谷の電撃引退は、日本中に衝撃を与えた。会見では「人生出発したばかり。前進会見です」と語り、前監督の栗山英樹氏が登場すると号泣。プロ通算14年間で777試合出場、打率.212、288安打、16本塁打、104打点という成績以上に多くのファンから愛された。

　阪神は、ジョー・ガンケル投手、ラウル・アルカンタラ投手、アーロン・ウィルカーソン投手、ジェフリー・マルテ内野手、アデルリン・ロドリゲス内野手、メル・ロハス・ジュニア外野手に来季の契約を結ばないことを伝えた。今季在籍した外国人選手ではカイル・ケラー投手だけが残留の見込みとなった。

　ヤクルトは、鈴木裕太投手、宮台康平投手、育成の内山太嗣捕手に来季の契約を結ばないことを伝えた。東大出身の宮台は、2017年ドラフト7位で日本ハムに入団。2020年限りで戦力外となると、12球団合同トライアウトを経てヤクルトに入団していた。今季は2試合に登板も防御率19.29と振るわなかった。

　巨人では與那原大剛投手、沼田翔平投手、平間隼人内野手に戦力外が伝えられた。2015年ドラフト3位の與那原は今季、ファームで25試合に登板し、防御率2.12と好成績を残していたが、プロ4年間で1軍登板はなかった。沼田と平間は、1軍での出場経験もあったが、今季は育成選手としてプレーしていた。

（Full-Count編集部）