佐々木朗希の“お値段”は? MLBなら年俸42億円の指摘も…専門家が語る将来の移籍金

侍ジャパンに選出され強化試合を戦ったロッテ・佐々木朗希【写真:荒川祐史】
侍ジャパンに選出され強化試合を戦ったロッテ・佐々木朗希【写真:荒川祐史】

メジャースカウトの佐々木朗希評「もちろんメジャーでもエースになれる」

 ロッテ・佐々木朗希投手は来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での“世界デビュー”の機運が高まっている。今秋は侍ジャパンのトップチームに初選出され、10日に札幌ドームで行われた「侍ジャパンシリーズ2022」オーストラリア第2戦に先発。最速159キロの剛速球を武器に4回2奪三振4安打無失点に抑え、上々の代表デビューを飾った。

 最速163キロを誇り、4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)では史上最年少20歳5か月で完全試合を達成した逸材。札幌ドームのネット裏には多くのメジャースカウトが陣取り、192センチ右腕の投球に熱い視線を送った。あるメジャースカウトは、佐々木朗への高い評価を口にした。

「球の速さや変化球の凄さは言わずもがな分かっていることです。まとまっていると言ったら語弊があるかもしれませんが、制球力、球への感覚を持っている。それでいて、まだまだ伸び幅を感じさせます。投げていない球種もあるだろうし、まだ全てを見せていないように感じます」

 岩手県出身。米メディアの間でも同郷のエンゼルス・大谷翔平投手とよく比較される。大谷は高卒3年目の2015年に15勝、防御率2.24、勝率.750で投手タイトル3冠に。一方、佐々木朗は高卒3年目の今季は9勝、防御率2.02、勝率.692だった。

「佐々木投手も伸び代はあります。まだ自分でも能力を測りかねている。もっともっと上でやれると思っているのではないでしょうか? 上でやれるというか上に行けると。そこは大谷選手と考え方は似ているかもしれません。僕らが想像しているよりも、もっと上を見ている感じを受けます」

「大谷選手と同じで全く想像できないことをやってのける選手」

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