千賀滉大は105億でも“お買い得” ジャイアンツ本気…編成本部長「散財しないと」

ソフトバンク・千賀滉大【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・千賀滉大【写真:藤浦一都】

編成本部長「我々はセンガについて素晴らしい話を聞いている」

 海外フリーエージェント(FA)権を行使してメジャー移籍を目指す千賀滉大投手について、ジャイアンツが獲得に本腰を入れている。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、ジャイアンツが今オフは財政的に余裕があることなど“フィットする理由”をあげている。

 ファーハン・ザイディ編成本部長は、GM会議で千賀について「身体的にとても優れている」「我々はセンガについて素晴らしい話を聞いている」と称えた。ジャイアンツの本拠地オラクル・パークのスコアボードの大型ビジョンには、ジャイアンツのユニホームを着た千賀の合成写真も映し出された。千賀にはすでに10球団弱が興味を持っているとされているが、同サイトはジャイアンツが“フィットする”とみる。

 今季のジャイアンツは勝率5割という成績にとどまったが、来季は復活に向けてロースターの強化を積極的に行うことが予想される。「チームには優れた才能を加えるための財政的な余裕が十分にある」といい、「センガを取るには、多少、散財しなければならないだろう」とザイディ編成本部長になってからはあまり積極的に行われなかった大型契約も惜しまないと予想される。なお千賀の契約は5年7500万ドル(約105億1000万円)と予想されている。

 MLB公式は、千賀が人気の理由について「ジェイコブ・デグロム、カルロス・ロドン、クリス・バシット、タイラー・アンダーソン、ネイサン・イオバルディなど他のFA投手とは異なり、クオリファイングオファー(QO)の対象選手でもなく、ドラフト指名権の譲渡も不要である。また、2番手になれるポテンシャルのある投手としては、他のFAの投手に比べて、比較的安価になる可能性が高い」と言及。“大争奪戦”の行方が注目される。

(Full-Count編集部)

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