大谷、“セオリー無視”の痛烈二塁打!? 「左対左」で156キロを177キロで弾き返す

痛烈な二塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
痛烈な二塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

打球速度177キロのツーベース、“ショーキャスト”の造語も誕生!?

 エンゼルスの大谷翔平投手は18日(日本時間19日)、本拠地レイズ戦に「5番・DH」でスタメン出場し、3打数1安打1四球だった。チームは3-8で敗れて4連敗を喫したが、第1打席に打球速度177キロ超の中越え二塁打をマーク。この一打は、打者不利とされる「左対左」で“セオリー無視”の計測史上7本目の超高速ヒットだったことが明らかになった。

 0-1で迎えた2回の第1打席。大谷は“常識”を覆す一打を放った。フルカウントから先発左腕スネルの97マイル(約156キロ)の直球を捉え、弾丸ライナーでセンター左へ。あっという間に中堅スミスの頭上を越え、ツーベースとなった。

 MLBデータ解析システム「スタットキャスト」の専門記者、デビッド・アドラー氏はこれまでも大谷のすごさをデータから伝えているが、ツイッターで新たな衝撃の事実を紹介している。

「”ショーキャスト”(スタットキャストとショウヘイをかけた造語)について追加事項。ブレイク・スネル(左腕)は時速97.2マイル(約156キロ)の速球、ショウヘイ・オオタニ(左打者)は時速110.2マイル(約177キロ)の二塁打。2015年のスタットキャスト導入以来、今夜まで左打者が左腕の時速97マイル以上の速球を打ち、インプレーにしたのは542度。542本中、わずか6本だけが時速110マイル以上の強打だった」

 左対左では通常打者が不利とされている。左腕の156キロ以上の豪速球を左打者が177キロ以上の高速安打で打ち返したのは、わずか6度。二刀流右腕の二塁打は計測史上7度目のセオリー破りの一打となったという。

 先発が崩れ、打線も湿っているエンゼルスは4連敗となったが、大谷はバットでまた新たな伝説を打ち立てた。

(Full-Count編集部)

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