大谷のスコアボード直撃弾はジャッジに並ぶ156M 規格外の飛距離を球団発表

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

19日レイズ戦前の打撃練習で規格外のパワー披露

 エンゼルスの大谷翔平投手が18日(日本時間19日)、本拠地レイズ戦前に行われた打撃練習で放った“スコアボード直撃弾”の飛距離が513フィート(約156メートル)だったと判明した。19日(同20日)にチームが異例の公式発表をした。

 大谷が打撃練習で放った強烈な打球は、本拠地エンゼルスタジアムの右翼席にあるスコアボードを直撃。試合後に行われた大谷の記者会見では、地元記者から前代未聞の一撃について質問が及ぶなど話題を呼んでいた。

 513フィート弾といえば、思い出されるのが昨年の球宴ホームラン競争だ。ドジャースのコディ・ベリンジャー内野手と準決勝で対戦したヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手がかっ飛ばした一発が、飛距離513フィートを記録。驚愕のパワーに誰もが唖然としたものだが、打撃練習とは言え、大谷はその伝説の一撃に並ぶアーチをかけたことになる。昨季ホームランダービー優勝者かつ新人王&本塁打王をW受賞した超新星に並ぶ快挙となった。

 大飛球の飛距離が判明しても、ソーシア監督は「打撃練習は打撃練習だから」と素っ気なかったが、大谷の打撃ついては「彼は状況に応じた打撃ができる。ボールを長く見て、きっちり捕らえられるし、広角にも打てる。打撃練習でとてもいい練習ができている」と称賛。同時に、ホームランダービー出場については「選手が決めること」と容認する姿勢を見せた。

 ホームランダービー出場の機運も高まる二刀流スーパースター。メジャー屈指のパワーで知られるジャッジに並ぶ飛距離を叩き出したのだから、大谷のパワーはやはり規格外と呼べそうだ。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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