巨人ウォーカーが語る“日本の野球” 同僚から受けた衝撃「すごく細かい部分まで…」

巨人のアダム・ウォーカー【写真:小林靖】
巨人のアダム・ウォーカー【写真:小林靖】

地元紙のインタビューで来日1年目を振り返った

 今季、巨人の新助っ人として23本塁打を放ち、オールスターゲームにも出場するなど活躍したアダム・ウォーカー外野手が、異国での1年を振り返った。昨年までプレーしていた米独立リーグのミルウォーキー・ミルクメンの地元紙「ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル」のインタビューに応じ、日米の野球の違いや日本選手の特徴について語っている。

 ウォーカーは3月26日の中日との開幕第2戦(東京ドーム)で、8回に吉川の代打で初出場。いきなり左翼フェンスを直撃する適時二塁打を放ち絶好のデビューを飾った。「あれは気持ちよかった。初ヒットを打つことができて、ホッとしたよ」と波に乗り、チームの人気者となっていった。ただそれまでの過程では、相応のカルチャーショックも経験していたのだという。

 来日して最初に感じたのは、練習量の多さだ。「(グラウンドでは)いつも誰かが何かに取り組んでいる。すごく細かい部分まで、ゲームのすべての面に取り組んでいる感じ」と驚きを語る。ウォーカーは2018年にナショナルズの2Aでプレーしたのを最後にメジャーリーグの傘下を離れ、独立リーグを主戦場にしてきた。これまでは開幕ロースター入りができるかどうかを心配したこともなかったというが、日本の選手の熱心さに「開幕1軍」への焦りを感じたという。

 プレースタイルについても、バントやヒットエンドランの多用に加え、投手の球種の数に驚いた。「日本で投手のスカウティングレポートを見たんだけど、誰もが5つの(異なった)球種を投げているように感じた」と振り返っている。

 今季は外野守備に苦戦しながらも徐々に上達。打撃では124試合に出場して打率.271、23本塁打、52打点と、異国の野球に戸惑いながらも日本の投手のボールに適応してみせた。来季は今季以上の成績を残せるのか、期待が集まる。

(Full-Count編集部)

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