巨人支配下は“大幅シャッフル”へ 契約保留助っ人1人のみ…12球団最多24人自由契約

巨人のアダム・ウォーカー【写真:荒川祐史】
巨人のアダム・ウォーカー【写真:荒川祐史】

外国人選手は支配下9人中、保留者名簿に入ったのはウォーカーのみ

 今季は5年ぶりのBクラスに沈み、来季3年ぶりのペナント奪回を目指す巨人。日本野球機構が2日に公示した2023年度契約保留選手名簿に名前が記されたのは12球団最少の46人だった。支配下で9人いた外国人はアダム・ウォーカー外野手のみが残り、8人が外れた。24人が自由契約選手となり、今オフは支配下枠の大胆シャッフルが見込まれる。

 ここまでの動きを見てみると、井納翔一投手、山口俊投手、2015年ドラフト1位の桜井俊貴投手ら5人が戦力外通告を受けた。さらに梶谷隆幸外野手や平内龍太投手も自由契約に。チアゴ・ビエイラ投手やC.C.メルセデス投手ら助っ人8人も含めて自由契約は計24人と12球団最多だ。

 一方の補強を見てみると、広島から長野久義外野手が無償トレードで5年ぶりに復帰した。またソフトバンクを退団した松田宣浩内野手も獲得。ベストナイン1度、ゴールデングラブ賞8度の実力者を迎える。今秋のドラフト会議では、浅野翔吾外野手を阪神との競合を制して指名するなど支配下で5人を獲得した。

 これで現時点で支配下枠52人とまだまだ余裕がある。特に外国人選手はほぼ入れ替えとなることが確実なだけに、これから補強の動きがありそうだ。“球界の盟主”は3年ぶりのリーグ優勝に向け今後どのような動きを見せるだろうか。

(Full-Count編集部)

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