前田健太、7回途中12K無失点で4勝目 本拠地大歓声に「選手として幸せな瞬間」

7回途中を2安打無失点で4勝目を挙げたドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
7回途中を2安打無失点で4勝目を挙げたドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

2戦連続無失点、計20奪三振と好投が続く

 ドジャースの前田健太投手が23日(日本時間24日)、本拠地ロッキーズ戦で7回途中を無失点に抑える好投を見せ、4勝目(3敗)を挙げた。自身メジャー最多の111球を投げ6回2/3、2安打12奪三振の快投だった。試合後の会見では「いいボールもたくさんあった。良かったなと思います」と語った。

 ナ・リーグ西地区首位の相手に圧巻のピッチングを見せた。4回まで無安打に抑えると5回1死からデスモンドに初安打を浴びたが後続を断ち切り無失点ピッチングを継続。6回1死一、三塁のピンチではアレナド、パーラを連続三振に仕留めると前田は雄たけびを上げた。

 7回先頭のストーリー、デスモンドを連続三振に仕留め続くアイアネッタに四球を与えたところで降板となったが球場はスタンディングオベーションでベンチに下がる右腕を迎えた。これには「選手として幸せな瞬間だと思う。拍手くれるのは、メジャーリーグの良さ。あの瞬間がアメリカっぽいなと感じる」と笑顔で振り返った。

 前田は前回のマーリンズ戦でも8回2安打8奪三振無失点に抑えており、これで2戦連続無失点、計20奪三振と好投が続いている。三振が増えた要因を問われると「僕の中ではそんなに多く三振とったとは思わないが、どんどん勝負していった結果じゃないですかね」とコメント。

 勝負所で得点を許さず、ここまで無失点ピッチングが続いているが「前回から投球フォーム変えた話はしてましたが、それがすごく良くなっている要因だと思う。前回から引き続き同じような感覚で投げられている。フォームの微調整がうまくいったのかなと思う」と、手応えを口にしていた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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