藤浪晋太郎が“切り札”に?「剛速球に賭けてみる」 Rソックス復活へ米メディア指名
米メディアが「レッドソックスを助けてくれるかもしれない」8人を指名
オリックスからポスティング申請していた吉田正尚外野手を、巨額を投じて獲得した古豪レッドソックスは、もう1人の日本人選手に触手を伸ばす可能性がありそうだ。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が、今季ア・リーグ東地区で最下位に終わったレッドソックスを「助けてくれるかもしれない選手」を特集。その中に、阪神からポスティング申請している藤浪晋太郎投手の名前がある。
記事は、現在のFA市場を「クリスマスイブのおもちゃ売り場のようだ」と表現している。「素晴らしいものはすでになくなっていて、必要なものを見つけるには、少し掘り下げて探す必要がある」という状況だ。その中で8人のFA選手を「レッドソックスを助けてくれるか」という観点で紹介。その1人が藤浪だという。
藤浪を取り上げる理由は「実績が証明されてない剛速球に賭けてみる」とされている。ブルペン要員としての獲得が想定されており「ブルペンをアップグレードさせる戦略としては、一か八かの賭けになる。フジナミは、どちらかというと“不確定要素”だが、日本では今季良いシーズンを送った」と紹介した。
吉田の獲得も追い風で「彼は力強い球を投げ、レッドソックスは日本選手を積極的に獲得することで知られている」としている。また日本では長年、先発投手としてプレーした藤浪の、イニングを重ねていく能力も高く評価されており「日本では複数のイニングを投げていて、レッドソックスでも長めのイニングをカバーできるかもしれない。投手陣の層も厚くなる」と伝えている。
レッドソックスのブルペンにはかつての上原浩治、そして今季途中まで澤村拓一という日本人投手も在籍し、大きな働きを見せている。藤浪もこの系譜を継ぐことがあるのだろうか。
(Full-Count編集部)