“育成再出発”から1年でレギュラー候補に 1軍抜擢で助っ人不在の右翼狙うDeNAの22歳

DeNA・勝又温史【写真:小谷真弥】
DeNA・勝又温史【写真:小谷真弥】

野手転向2年目の勝又温史は育成選手で唯一の1軍キャンプ

 いよいよ2月1日からキャンプインを迎える。昨季2位だったDeNAは、1998年以来25年ぶりの優勝を目指して鍛錬の1か月に励む。熾烈なスタメン争いに向けたアピールも必須だが、まだ実績のない若手や新戦力も1軍メンバー入り。猛アピールが待たれる。

“大抜擢”といえるのが、勝又温史外野手だろう。育成選手では唯一の1軍キャンプ。2018年ドラフト4位で投手として入団も、2021年限りで戦力外となり野手に転向。昨季はイースタン・リーグで69試合に出場して打率.293、6本塁打、23打点と飛躍の気配を見せた。

 順当にいけば左翼は佐野恵太外野手、中堅は桑原将志外野手が一歩抜ける。右翼の本命だったタイラー・オースティン外野手は昨年10月に受けた右肘手術の影響でキャンプは途中参加となる予定。右翼を狙うライバルは多いが、結果次第では一気に支配下のみならずスタメンの座まで見えてくる。

 投手陣では宮城滝太投手が初の1軍キャンプを手にした。入団4年目だった昨季途中に支配下に昇格。目標の1軍デビューに向け、地元の沖縄でいいスタートを切りたい。

 新人ではドラフト1位の松尾汐恩捕手、2位の吉野光樹投手、3位の林琢真内野手、5位の橋本達弥投手が1軍キャンプに。松尾は高卒ながら、正捕手不在のチームでどこまで存在感を示せるだろうか。

(Full-Count編集部)

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