大谷翔平のためなら「辛抱は美徳」 不気味なド軍…“負け組”でも心配いらないワケ

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

米スポーツ局「ESPN」は今オフを総括、来オフへの見通しを解説している

 今オフのFA市場は、超大型契約の連発で例年以上の盛り上がりを見せた。メッツのように資金力を武器に巨額を投じた球団がある一方で、昨季ア・リーグ新記録のシーズン62本塁打したアーロン・ジャッジを狙ったジャイアンツのように大物を逃した球団、ドジャースのように静観を貫いた球団もある。米スポーツ局「ESPN」は、来オフFAとなる大谷翔平投手らの名前を挙げ、今オフは“負け組”と見られる球団も「心配することはない」と指摘している。

 顕著だったのは、トップ選手たちの争奪戦による契約の巨大化だ。記事によるとFAに投じられた総額のうち、半分以上となる19億3000万ドル(約2483億8000万円)がトップの9選手に使われたという。ヤンキースと再契約したジャッジ、2度の契約破棄で話題を集めたカルロス・コレア、メッツからレンジャーズに移籍したジェイコブ・デグロムらがこの9人に含まれている。

 争奪戦に敗れた球団も多いが、これらの球団にも来季以降、多くのチャンスがあるという。「この先2度の冬、FA市場では様々なFA記録が更新されるだろうし、9桁あたりの額をもらえる選手が大勢いるからだ」と解説している。来オフの大物には大谷の他に、マニー・マチャド、アーロン・ノラ、フリオ・ウリアス、ダルビッシュ有らの名前を挙げている。

 さらには今オフのドジャースの動きについても言及。「辛抱は美徳で賞」を与え、「オオタニがFAになるタイミングをしっかりと認識している。何年にもわたって記録的な年俸総額だったドジャースだが、今年のように撤退するときもある」と、来オフに備えた動きだと予想している。補強に積極的なイメージがあるドジャースが静かだったのは、大谷獲りへの“布石”なのか。すでに注目が集まっている。

(Full-Count編集部)

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