宙に浮く元鷹助っ人左腕の去就 昨季63登板も行き先定まらず…迫るキャンプイン

昨季レンジャーズに所属したマット・ムーア【写真:Getty Images】
昨季レンジャーズに所属したマット・ムーア【写真:Getty Images】

元鷹ムーアは昨年63登板で防御率1.65…FAも去就は未定

 2020年にソフトバンクでプレーしたマット・ムーア投手の去就がまだ決まっていない。昨季はレンジャーズで63登板、防御率1.95をマークするも、FAとなった今オフ、所属先を探し続けている。バッテリーキャンプ開始まで2週間あまり。33歳左腕に吉報は届くか。

 米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は今月14日(日本時間15日)にカブスがムーアや昨季タイガースで64試合に登板し、FAになった左腕アンドリュー・チェイフィンに興味を示していると報道。ただ、いずれかの投手の要求額を満たすことに乗り気かどうかは「はっきりしていない」と伝えていた。

 レッドソックスの地元メディア「マスライブ.com」でレッドソックス番記者を務めるクリス・コティーロ氏は26日(同27日)に自身のツイッターで情報発信。レッドソックスがムーアを調査したと伝えていた。この情報に関して「ルーマーズ」は「(レッドソックスの)興味の度合いは分かっていない」とした上で、ムーアとチェイフィンは「現在も残っているFAの救援投手としては間違いなく最高の2人だ」と評している。

 記事はさらにムーアの昨年の投球を分析。奪三振割合27.3%、直球の平均球速が約94マイル(約151キロ)だったことに触れ、「カーブとチェンジアップでも素晴らしい結果を残した」と評価した。一方で、唯一の“危険信号”は「コントロールだった」とも。与四球割合12.5%は自己ワーストだった。昨季キャリアハイの63登板を果たした左腕は、果たしてどこのユニホームを着るだろうか。

(Full-Count編集部)

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