首をかしげる赤い稲妻 “サイン盗み”も一蹴…松坂大輔の逆球作戦が「えげつない」

WBC日本代表で活躍した松坂大輔【写真:Getty Images】
WBC日本代表で活躍した松坂大輔【写真:Getty Images】

2009年大会で松坂大輔はサイン盗みのキューバ打線を逆球作戦で封じた

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の開幕まで1か月に迫った。WBC公式ツイッターでは連日、名勝負や好プレーが取り上げられているが、第1回、第2回と侍ジャパンを連覇へ導いた松坂大輔投手の伝説的な快投が再脚光を浴びている。

 2009年3月16日(日本時間17日)。2次ラウンドのキューバ戦だった。松坂は6回5安打無失点、8奪三振の好投。2次ラウンド初戦を快勝へ導いたが、その要因ともなったのが「逆球作戦」だ。キューバベンチからコースを伝える声に対応すべく、捕手の城島健司が構えたコースの逆へ投げる――。当時は無類の強さを誇った“赤い稲妻”を斬ってみせた。

 14年近く経った今も語り継がれる伝説的な投球。WBC公式ツイッターは「Dice-Kのえげつない投球。2009年、2大会連続でダイスケ・マツザカはWBCのMVPに輝いた」と動画つきで伝えると、「とても美しい思い出」「ジャイロボールはクレイジーだった」「なんて素晴らしいチーム」「Dice-Kはえげつなかった」などとコメント。日本語でも「キューバがサイン盗みするのを逆手にとった城島見事」「やっぱり松坂のピッチングはカッコいいなぁ」「この時の松坂、投げ方や振る舞い含めてピッチャーの中のピッチャー、エースの中のエースって感じでほんと好き」などと絶賛のコメントが並んでいる。

【動画】構えたミットに投げなくとも…松坂大輔がキリキリ舞にする実際映像

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