柳田&近藤がいなくても十分強力? 期待の選手ズラリで“激戦必至”の鷹外野手争い

ソフトバンク・柳田悠岐と(左)近藤健介【写真:竹村岳】
ソフトバンク・柳田悠岐と(左)近藤健介【写真:竹村岳】

し烈なポジション争いが予想されるソフトバンクの外野

 ソフトバンクでは今季、し烈なポジション争いが予想される。特に激戦となりそうなのは、外野手。新加入の近藤健介をはじめとした実績十分の選手から、昨季頭角を現した選手まで、好成績を期待できる選手が目白押しとなっている。外野手争いを勝ち抜く選手は一体誰になるのか、たった3枠を狙う選手たちの顔ぶれを見ていく。

 実績からも最もレギュラーに近いと考えられるのが、柳田悠岐と近藤の2人。柳田は昨季、1試合5三振を喫するなど不振が目立ち、規定打席に到達したシーズンとしては初めて打率が3割を切った。それでも、終盤からクライマックスシリーズにかけて本塁打を連発。今季は打棒の健在ぶりを示せるか。FAで加入した近藤も、11年間の通算打率が3割を超える巧打者だ。昨季は規定に届かなかったが325打数98安打、打率.302という成績を収めている。

 とはいえ、両選手とも昨シーズンは故障で離脱した期間があり、外野手で143試合フル出場というよりは、指名打者枠の併用が視野に入る。柳田と近藤が有力であることに疑いはないが、それ以外の選手にもチャンスは十分だ。実力ある選手がひしめく中では、牧原大成が一歩リードか。昨季120試合で打率.301の成績を残し、チームにとって欠かせない存在に。「脱ジョーカー」を掲げる今季は中堅手一本で勝負することを明言。新たな背番号「8」と共に、定位置確立へ向けて走り出している。

上林は怪我からの復活を目指す

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