新庄監督、就任会見での“7つの宣言”達成状況は? タレント育成の“予備軍”着々
「投手3人、野手4人のタレントを生む」は達成できた?
2年目を迎えた日本ハムの新庄剛志監督。就任会見では「夢はでっかく根は太く」と宣言し、チームを生まれ変わらせると誓った。1年以上が経過した今、もう一度就任会見を振り返りながら、チームとともに歩んできた1年間をプレイバック。指揮官の“7つの宣言”をピックアップし、独自にジャッジする。
宣言1:日本ハム、プロ野球を変える【○】
会見の冒頭「日本ハムも変えていきますし、僕自身がプロ野球も変えていきます」と熱を込めて語った。かつてのスター選手が異例の転身、その話題性もさることながら、従来の常識に全くとらわれない選手起用や自身の発信など、間違いなくチームや球界を変えているといえるだろう。
宣言2:球場が満員になる【○】
9月17日に行われたロッテ戦、実におよそ3年ぶりとなる満員を記録。「僕が帰ってきたからにはコロナはなくなり、球場は満員になりますよ。そういう運命なんで」と自信を見せていた言葉は現実となった。同試合では上川畑大悟内野手がサヨナラ打を放つ劇的な幕切れとなり、「ファンは宝物」を体現する試合にもなっている。
宣言3:投手3人、野手4人のタレントを生む【△】
「チームにピッチャー3人、野手4人のタレントを作り上げていければ」という希望を口にした。“タレント”とは全国区で名前が売れている選手のこと。その答え合わせは人それぞれだが、2022年にブレークした選手や、話題になった選手は多かったのではないだろうか。
筆頭は、首位打者に輝いた松本剛外野手だろう。ほかにも吉田輝星投手や清宮幸太郎内野手、今川優馬外野手ら飛躍を遂げた選手も。まだまだ若い選手の多いファイターズ。ここは期待も込めて「△」。