鈴木誠也の守備は「自然と改善される」 強肩が魅力…球団幹部「期待以下」にメディア反論

カブス・鈴木誠也【写真:Getty Images】
カブス・鈴木誠也【写真:Getty Images】

日本では5度のゴールデン・グラブ受賞、米国で守備率落とした理由は

 カブスで2年目を迎える鈴木誠也外野手の“強肩”に大きな期待が寄せられている。カブス専門メディア「ブリーチャー・ネーション」が掲載した記事では、カブスのジェド・ホイヤー編成本部長の「守備は期待以下だった」という発言を検証。肩には大きく期待できるという結果を導き出している。

 これはホイヤー編成本部長が1月末に出演したポッドキャストの番組で、「日本で5度のゴールデン・グラブ賞を獲得したことを考えれば、鈴木のメジャー初年度の守備は期待以下だった」という内容のコメントが発端だ。

 記事は「昨季のスズキが、右翼手としてゴールドグラブ級の守備ではなかったことは分かる。だが昨季、私は少なくとも彼は特に肩が強く、守備に問題がないと考えていたのを思い出した」としている。

 数値で見れば鈴木の守備率.981は、規定の出場イニングを満たした右翼手26人中20番目、外野手106人中90番目と下から数えたほうが早かった。ただ送球能力で見ると話は変わってくる。米データサイト「ファングラフス」が算出している指標「ARM」では「3.3」で、これはすべての外野手中19番目、右翼手では5番目という高い能力を見せている。

 メジャーへの適応で、守備もさらに改善されるという読みもある。記事は「新しいリーグ、新しいスタジアムでプレーしたので、今季の彼の守備力は自然と改善されるかもしれない。これはホイヤー編成本部長も口にしている」としている。さらに「肩に関しての指標は全体的に見ていいので、少なくともその点では前向きだ」。メジャー2年目、守りの進化でも注目されそうだ。

(Full-Count編集部)

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