ダル直伝スラは「必要ない」 教えた本人が見解…佐々木朗希はメジャーでも「打てない」

侍ジャパン・佐々木朗希(左)とダルビッシュ有【写真:荒川祐史】
侍ジャパン・佐々木朗希(左)とダルビッシュ有【写真:荒川祐史】

前日25日に先発した佐々木、教わったスライダーを初披露した

 野球日本代表「侍ジャパン」のダルビッシュ有投手(パドレス)が26日、強化試合「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023 宮崎」のソフトバンク戦(ひなたサンマリンスタジアム宮崎)を前に、実戦形式の打撃練習・ライブBPに臨んだ。登板後の取材では、前日25日に先発した佐々木朗希投手(ロッテ)について言及。自らが伝授したスライダーについて「基本的には必要ないと思います」と語った。

 佐々木は25日の登板でメジャー右腕から教えてもらったスライダーを試投。「同じスライダーでも、全く別物を投げている感じです」と語っていた。それを見たダルビッシュも「自分としては凄くいいスライダーを投げているな。以前のスライダーも覚えていますが、それと比べたらトップレベル」と目を見張る。

 しかし、世界と戦う上で「基本的には必要ない」との考え。完成度うんぬんというよりは「真っすぐとフォークでどうにかなっちゃうと思うので。メジャーの選手であれ、それだけでも打てないと思う。WBCで結果を出すためにやっているというよりかは、成長したいためにやっていると思う」との見方を示した。

 ダルビッシュはこの日、ライブBPで源田壮亮内野手、山川穂高内野手(ともに西武)、甲斐拓也捕手(ソフトバンク)、大城卓三捕手(巨人)、中村悠平捕手(ヤクルト)の5人と対戦。中村の頭部付近にボールがいくなど、少し荒れたが、順調な調整ぶりを披露した。貴重な機会に、ソフトバンクナインも捕手後方に集結。普段見られないダルビッシュの投球が凝視されていた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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