藤浪晋太郎、メジャー初登板は「60点」3連続四球に「押し出したらうるさいだろうな」

オープン戦で先発のマウンドに上がったアスレチックス・藤浪晋太郎【写真:ロイター】
オープン戦で先発のマウンドに上がったアスレチックス・藤浪晋太郎【写真:ロイター】

大谷翔平と挨拶「ごく当たり前のこと」

 アスレチックスの藤浪晋太郎投手が2月28日(日本時間1日)、本拠地のエンゼルスとのオープン戦で“メジャー初登板”を果たした。「すごい落ち着いて行けた。すんなり入れたと思います」と話すように、初球は97マイル(約156.1キロ)を披露。先頭打者を空振り三振に仕留めた。

 初回1死から、痛烈な打球を足に受けたが「そんなに痛くなかったので心配していなかった」と冷静にマウンドに戻った。2回は先頭から3者連続四球を許すなど、制球に苦しんだ。「2イニング目、ちょっと欲が出て(球が)荒れた。途中から修正できた。しっかり反省して次に生かしたい」と後続を抑え、安堵の表情を浮かべた。

 無死満塁からは97マイルの直球で見逃し三振。次打者を遊併殺でピンチを切り抜けた。試合後は「あそこで押し出ししたらうるさいだろうな、と思って投げていた」とジョークを炸裂させた。

 予定の2回を投げ1安打3四球3三振、無失点で降板した。同じ1994年生まれの大谷翔平とは2014年オールスター以来9年ぶりの投げ合い。「変化球が多いなと。調整なのかなと思って見ていた」と落ち着いた分析で、試合前の挨拶や握手などは「ごく当たり前のこと」と笑った。

 メジャー初登板には「自分以上に周りの方が気にしてくださっている」と応援してくれるファンに感謝した。この日の投球は「60点ぐらい。及第点いくかいかないか」。求める姿へ、着実に進んでいく。

(Full-Count編集部)

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