変わり果てた“クセ強すぎ投法”が「淋しい」 普通に投げてまさかの賛否「昔は超反則」

アストロズのルイス・ガルシア【写真:ロイター】
アストロズのルイス・ガルシア【写真:ロイター】

ルイス・ガルシアは新ルール導入によって“らしさ”失う

 超個性的フォームで賛否を呼んでいた右腕が“らしさ”を失い、また賛否を呼んでいる。アストロズのルイス・ガルシア投手といえば、投球前に体を前後に揺らして打者を幻惑する“ゆりかご投法”が代名詞。ただ、新ルール導入によってすっかり“普通”となり、ファンからは「なんか……淋しい」「彼の昔の投げ方は超反則だった」との声が上がっている。

 試合時間の短縮を目指して今季から「ピッチクロック」を導入。投手が球を受け取ってから走者なしで15秒以内、走者ありで20秒以内に投げなければならない。ゆらゆら揺れていては時間切れとなるだけに、さすがのガルシアもノーマルフォームに。ただ、それはそれで違う気がしているファンは少なくない。

「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家ロブ・フリードマン氏は、新旧フォームの比較映像を公開。見応えがなくなった姿に「なんかフツーの投げ方の人になってしまった」「わかってたけど寂しいな」「個人的には古い方がいいね」などとコメントが寄せられた。

 ガルシアは2月28日(日本時間3月1日)のメッツとのオープン戦に登板し、2回1安打4奪三振で無失点と好投。MLB公式サイトは「試合のペースを上げることも狙いとした新ルールの影響を、ルイス・ガルシア以上に受けている投手は恐らく他にいないだろう」と伝えていた。普通になってしまったフォームが、結果に影響するのか注目される。

【実際の映像】ウザいんだけど…ないと寂しい不思議 クセ強すぎ投法と変わり果てた“普通投法”の様子

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