大谷翔平、侍1号は驚愕の“膝付き”3ラン　1974日ぶり凱旋試合での一撃にスタンドどよめき

阪神との強化試合に「3番・指名打者」で初出場、日ハム時代の応援歌も

　野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平投手（エンゼルス）は6日、凱旋アーチをかっ飛ばした。「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 強化試合」として行われた阪神戦に「3番・指名打者」で先発出場。3回の第2打席で“1号本塁打”を放った。

　初回2死は右腕・才木の154キロに空振り三振に倒れた。豪快アーチは1点先取した3回2死一、二塁だった。1ボール2ストライクからの低めフォークに膝をつきながらもバットに乗せた。バックスクリーン右へ飛び込む3ランだ。打者としてはチーム合流前から3試合連続安打。9日の1次ラウンド初戦となる中国戦（東京ドーム）へ順調な仕上がりを見せた。京セラドームはどよめきがやまなかった。

　大谷が日本でプレーするのは日本ハム時代の2017年10月9日の楽天戦以来1974日ぶりとなる。左翼の侍ジャパン応援席からは日本ハム時代の応援歌が流れた。侍ジャパンでのプレーは2016年11月13日のオランダとの強化試合（東京ドーム）以来2304日ぶりで、本塁打は2016年11月12日以来2305日ぶりだ。

　大谷は1日夜に帰国。3日にチームに合流し、4日にバンテリンドームで行われた中日との壮行試合前のフリー打撃では最上階の5階席弾を含む9本のアーチを放った。この日の試合前練習ではブルペン入りし、その後のフリー打撃では24スイングで6本の柵越え。5階席への2発を含む驚愕のアーチショーを見せた。満員の京セラドームを熱狂させた。