大谷、14打席ぶりヒットは痛烈二塁打「出ないよりは出たほうがもちろんいい」

レンジャーズ戦にスタメン出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
レンジャーズ戦にスタメン出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

コロンから打球速度163.7キロの一打「自分なりの仕事はできた」

 エンゼルス大谷翔平投手は1日(日本時間2日)、本拠地レンジャーズ戦に「5番・DH」で打者として5試合ぶりにスタメン出場。第1打席でメジャー最年長45歳のバートロ・コロン投手から右中間を破る痛烈な二塁打を放ち、4試合ぶりのヒットを記録した。3打数1安打1四球で打率は.292に。第2打席では好機で四球を選び、追加点につなげるなど、6-0の完封勝利に貢献した。試合後には「ヒットは出ないよりは出たほうがもちろんいい」と振り返った。

 大谷は2点先制直後の初回2死走者なしの第1打席で、コロンから右中間を破る痛烈な二塁打。MLB公式サイトの解析システム「スタットキャスト」によると、打球速度101.7マイル(約163.7キロ)の“ミサイルヒット“となった。

 4点リードでの3回無死一、二塁で迎えた第2打席では四球を選んで満塁とし、2点追加に貢献。2番手ジェシー・チャベス投手と対戦した6回先頭の第3打席は見逃し三振。さらに、6点リードで迎えた7回先頭の第4打席は90マイル(約145キロ)の速球で二ゴロに倒れたものの、3打数1安打1四球で9試合連続出塁とした。

 チームは6-0と完封勝利で連敗を2でストップ。大谷は試合後に「序盤にいい形で多く点を取れたので、すごく良い展開に持っていくことができたのかなと思いますし、その中で自分なりの仕事はできたんじゃないかなと思います」と話した。

 またヒットは14打席ぶりとなったが、「(シーズン)序盤に関しては、すごくゾーンで勝負される場面が多かったので、フォアボールがとれてないなと自分では感じてたんですけど、ここ最近はしっかりとれているので、そういう点ではすごくいいんじゃないかと思います」と言及。久々という感覚は「そんなになかった」というものの、「今日も比較的落ち着いて打席に入れましたし、ヒットは出ないよりは出たほうがもちろんいいので、いいイメージを持って打席に入れてるのかなと思ってます」とも話していた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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