侍J、時差ボケ対策にダルビッシュの金言 「長いカタカナで…」大勢、理解できずも実感

渡米後初の全体練習に臨んだ侍ジャパン・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
渡米後初の全体練習に臨んだ侍ジャパン・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

日光浴から睡眠のグミなど…投手陣のグループラインでアドバイス

 野球日本代表「侍ジャパン」は20日(日本時間21日)、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝でメキシコと対戦する。18日(同19日)にフロリダ国際大で全体練習を行った。まだ、米国に到着して2日も経っていないが、選手たちの時差ボケは問題なし。背景にはダルビッシュ有投手(パドレス)からの金言があった。

 侍ジャパンはイタリアとの準々決勝に勝利したその足で17日未明に渡米。17日(同18日)の午前3時に到着した。同日12時から希望者のみの練習が行われ、この日は初の全体練習。投手陣ではメキシコ戦での先発が予想される佐々木朗希投手(ロッテ)ら5人がブルペン入りした。

 過密スケジュールでの調整となるが、投手陣で時差ボケに苦戦している選手は少なそうだった。ブルペンで調整した大勢投手(巨人)も「大丈夫です」とまったく気にしてる様子はない。栗山英樹監督も「僕は時差ボケで全然ダメですけど、選手たちに聞くと全員大丈夫みたい。若さっていいですね」と安心する。

 実は、マイアミ国際空港に到着後、ダルビッシュが投手とコーチが入ったライングループにアドバイスを送っていた。内容は主に到着後の過ごし方で、日光浴が効果的だったり、睡眠に効果的なサプリやグミを勧めたりと多岐に渡る。米国での経験が長いだけでなく、自ら勉強もしているダルビッシュからの金言を選手たちは実践した。

 ダルビッシュは「浸透しているかはわからないです」と話したが、投手陣には効果絶大。大勢も「『こういったものが時差ボケ対策なるよ』と言ったものを、長いカタカナで色々教えてもらいました」。全部は理解できなかったが、17日(同18日)の早朝に湯浅京己投手(阪神)、松井裕樹投手(楽天)、戸郷翔征投手(巨人)らとともに散歩に出かけた。「その通りにやったので大丈夫です」と今は眠気はゼロだ。

 一方で、野手はまだ時差ボケの選手も? この日、バスが練習場所に到着しても牧秀悟内野手(DeNA)は起きなかった。「僕が起こしたんですけど。まだ眠たいんかなと思いました」と大勢が暴露し、報道陣の笑いを誘っていた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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