トラウトを三振斬り…快投の戸郷は感激　「ベンチに帰りたいくらいうれしかった」

戸郷は2番手で登板…2イニングを無安打無失点に抑えた

　野球日本代表「侍ジャパン」は21日（日本時間22日）、第5回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の決勝で米国に3-2で勝ち、3大会ぶりに優勝を飾った。3回から2番手で登板した戸郷翔征投手（巨人）は2イニングを無安打2奪三振無失点の好投。マイク・トラウト外野手（エンゼルス）から三振を奪うなど圧巻の投球を見せた。

　戸郷は逆転した直後の3回に登板。いきなり打席にトラウトを迎えたがひるまなかった。直球2球で追い込み、カウント1-2からフォークで空振り三振に斬ってとった。マウンド上でガッツボーズ。「あの瞬間、ベンチに帰りたいくらいうれしかった」と振り返った。

　この回は2死から2四球でピンチを招くも、今大会絶好調のトレイ・ターナー内野手（フィリーズ）を三振に仕留めた。「世界最高峰の選手との対戦は楽しかったし、三振を取れたので自信になります」と語った。

　巨人の柱としての自覚も備わった。「菅野さんにおんぶに抱っこばかり。この雰囲気をチームに持ち帰って、若手を引っ張っていきたい」と力を込めた。

（Full-Count編集部）