大谷翔平、開幕投手で初勝利お預け 最速162キロで6回10K無失点も「なおエ」発動

開幕戦に「3番・投手」で先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
開幕戦に「3番・投手」で先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

開幕戦10奪三振は球団4位タイも、バットでは3打数1安打

■アスレチックス 2ー1 エンゼルス(日本時間31日・オークランド)

 エンゼルスの大谷翔平投手は30日(日本時間31日)、敵地で行われたアスレチックスとの開幕戦に「3番・投手」で投打同時出場し、6回2安打無失点と好投した。毎回10奪三振の力投で勝利投手の権利を持って降板したが、救援陣が崩れて逆転を許した。初の開幕戦勝利はお預けとなり、チームは1-2で敗れた。

 上々の投球だった。初回先頭・ケンプにストレートで四球を与えたが、後続を3人で仕留めた。2、3回と3者凡退に。4回は連打で1死二、三塁のピンチを招いたものの、2者連続空振り三振。最速100.7マイルでピンチを脱し、雄叫びを上げた。

 5回先頭ではピーターソンの右越えへの打球をレンフローがノールックでキャッチ。大谷も両手をあげて喜んだ。6回2死から10個目の三振を奪った。開幕戦での10奪三振は2012年ジャレッド・ウィーバーに並んで球団4位タイだ。

 今季から投球間の時間制限「ピッチクロック」が導入された。走者なしで15秒以内、走者ありで20秒以内での投球動作に入らなければならない。違反すれば、1ボールがカウントされる。大谷は左腕につけた電子機器「ピッチコム」をつけて自らサイン。時短策で対応した。

 バットでは4回に右前打を放ち、今季初安打をマーク。8回のチャンスでは申告敬遠で勝負を避けられた。3打数1安打だった。メジャーでの開幕投手は2年連続2度目。昨年はアストロズ相手に5回途中4安打1失点、9奪三振と好投。しかし打線の援護に恵まれずに黒星を喫した。今季はあとアウト6個のところで勝ち星はつかめなかった。

(Full-Count編集部)

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