迫る大谷翔平の“FA問題” 波に乗れないエ軍…指揮官は不退転の決意「危機感を持って」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

ネビン監督「才能ある選手が集まっているので危機感を持ちながら」

■エンゼルス ー アスレチックス(日本時間26日・アナハイム)

 エンゼルスのフィル・ネビン監督は25日(日本時間26日)、本拠地・アスレチックス戦前に大谷翔平投手の“FA問題”について言及。「このチームには才能ある選手が集まっている。焦りは感じていない。いいチームは常にこの問題を抱えている」と話した。

 大谷は昨年10月に年俸3000万ドル(約40億円)の1年契約で合意。これまでに大谷はエンゼルスへの愛着を口にしつつも、勝てるチームへの思いも口にしている。米メディアからFA問題について問われたネビン監督は「初めてこの質問をされたよ」と苦笑い。続けて「ショウヘイがシーズン終了後にFAになることは関係ないことだ。でも、才能ある選手が集まっているので、危機感を持ちながら毎日プレーするという意識はある」と思いを語った。

 ネビン監督は前夜に5回7失点KOとなった左腕スアレスを今後も先発ローテの一角として使う考え。「皆が彼のことを応援しているし、愛されている選手だ。彼を投げさせる」と信頼を口にした。チームはここまで11勝12敗の地区3位。浮上の光を見つけたいところだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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