「試合が終わるたび打ちたいなあと」 いまだ0本塁打も…山川穂高が感じ始めた手応え

西武・山川穂高【写真:荒川祐史】
西武・山川穂高【写真:荒川祐史】

復帰2戦目で4打数1安打2打点、センターへの大飛球にも手応え

■西武 3ー1 日本ハム(3日・ベルーナドーム)

 右ふくらはぎの故障から復帰した西武・山川穂高内野手は、復帰2試合目の3日・日本ハム戦(ベルーナドーム)で4打数1安打2打点。完全復活へのきっかけをつかんだ。ただ、本塁打王3回を誇り、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも侍ジャパンの優勝に貢献した長距離砲が、今季は故障前を含めていまだノーアーチ。「そのうちホームランを打ちたい。“そのうち”と言いつつ、試合が終わるたびに、打ちたいなあと思っています」と本音を明かした。

 2-1の最小得点差で迎えた8回、2死一塁で第4打席に入った山川は、4番手・杉浦稔大投手が投じた外角の146キロ速球を引っ張った。左前への飛球に左翼手・松本剛がダイビングキャッチを試みるも及ばず、グラブを弾いたボールが転々とする間に、一塁走者の代走・若林楽人外野手がホームを陥れ、勝利にグッと近づく適時二塁打となった。

「杉浦投手の強い真っ直ぐを弾けたことは、今後プラスになっていくと感じました」と山川。6回にはフェンス一歩手前までの大飛球(結果は中飛)を放ってスタンドを沸かせており、「あのセンターフライも惜しかった。バットの先に当たった割に飛んでいた。いい打ち方になっているから、多少なりとも飛距離が出るようになってきているのだと思います」と笑顔がのぞいた。

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