山本由伸はIL入りの「可能性高い」 指揮官が示唆…右上腕張りで降板、検査後に判断へ

試合後の取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】
試合後の取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】

2回1安打無失点で緊急降板、空団は「右上腕三頭筋の張り」と発表

■ロイヤルズ 7ー2 ドジャース(日本時間16日・ロサンゼルス)

 ドジャースの山本由伸投手は15日(日本時間16日)、本拠地で行われたロイヤルズ戦で先発したが、2回1安打無失点で緊急降板した。球団は「右上腕三頭筋の張り」と発表。デーブ・ロバーツ監督は、予防措置として負傷者リスト(IL)入りさせるかの問いに「その可能性は高い」と示唆した。16日(同17日)に検査を受ける。

「シーズン中は痛みが出るものだ。彼自身も我々も、先発できると感じていた。もし彼が危険な状況にさらされると感じていたら投げさせていなかっただろう」と説明。張りを考慮して中7日と登板間隔を空けたものの早期降板となり「3回に登板できないということを、私は2回になるまで知らなかった。もし登板できないと知っていたら、対処していただろう。ただ、我々はとにかく知らなかった」と心配そうに話した。

 山本は初回2死から四球を与えるも、ベラスケスを三ゴロ。2回は2死から安打を許したが、ブランコを空振り三振に斬った。わずか28球だったが、ベンチに戻った後に首脳陣と話し、この回限りでマウンドを降りた。ロバーツ監督は「2回の後、彼は投球できると感じていたが、右上腕三頭筋に張りがあった。その時に降板させようと思った」と状況を明かした。

 今後については「正確な意思疎通を図るためにヨシノブと話をしていく。怪我をしそうな選手を試合に出場させたことは一度もない。選手を信頼しないといけない」とコミュニケーションを重ねていく方針だ。

 この日の山本の最速95.9マイル(約154.3キロ)は、前回登板した7日(同8日)のヤンキース戦で計測した98.4マイル(約158.3キロ)より2.5マイル(約4.0キロ)遅かった。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY