オリックスあるか交流戦V、首位ヤクルトに1差 2010年以来、8年ぶりの制覇へ
今季最多の4連勝をマークし交流戦2位
■オリックス 7-3 DeNA(15日・京セラD大阪)
オリックスが15日、横浜DeNAに快勝し今季最多の4連勝をマーク。交流戦2位につけるチームは、首位を走るヤクルトにゲーム差を1とした。
まさに“東西対決”となった一戦。横浜DeNA先発の東投手を、初回からオリックス打線が攻めた。1死1塁、ロメロ選手の中堅への適時三塁打で先制すると、吉田正の中犠飛。さらに5番・中島が左中間に今季1号ソロを突き刺した。この回、7番・T-岡田にも適時打が出て一挙4得点。6回には3者連続適時打が飛び出して3得点。好調のチーム状態はこの日も健在だった。
先発の西は8回2失点で4勝目。8安打を打たれたものの打線をつなげさせず、大量援護にも後押しされ、無四球12奪三振と先発の役目を果たした。「8回に球数が増えて、完投できなかった。チームで完投を誰もできていないので、何とか引っ張っていきたい」と、今後に向け、お立ち台で気合いをみなぎらせた。
12日からセ・リーグ首位チームの広島を相手に3連勝。ソフトバンクを抜き、リーグ3位に浮上した。この日、西とともにお立ち台へ上がったロメロが「チームが勝っているとみんな自信に満ち溢れてくる」と、ナインの好調ぶりを語った通り、打率.310の吉田正を中心に、打線が機能している。今季から日本ハムより加入した守護神の増井は18セーブとリーグトップを独走。交流戦前は、西武、日本ハム、ソフトバンクの3強の様相だったが、そこにオリックスが割って入ってきた。
混とんとしてきた交流戦の最高勝率争い。オリックスが制覇となれば、2010年以来8年ぶりだ。オリックス以下、西武、ソフトバンク、日本ハム、ロッテとパ・リーグ球団がひしめき合っている。リーグ戦再開以降に向けても、ひとつでも多くの勝利を重ねることが重要となる。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)