松坂緊急回避で急遽先発の中日・藤嶋 5回2失点の好投でプロ初勝利の権利
試合開始7分前に急遽先発変更がアナウンスされた
■西武 – 中日(17日・メットライフ)
中日の藤嶋健人投手が、チームの緊急事態を救った。17日、メットライフドームでの西武戦。先発予定だった松坂大輔投手が試合開始直前のアップ中に背中の痙攣を訴えて、急遽先発を回避。代役として、2年目の右腕がプロ初先発マウンドに上がると、味方打線の大量援護もあって5回まで8安打2失点と粘りの投球で、勝利投手の権利を得た。
試合開始7分前に、スタジアムにコールされた先発変更のアナウンス。急遽先発登板となった2年目右腕が、好投を見せた。いきなり2点の援護をもらった初回、秋山、源田に連打を許したが、浅村、山川、栗山を3者連続三振斬り。圧巻の立ち上がりを見せた。
味方打線は3回に3点、4回にはビシエドの3ランなどで4点を加え、9点の援護を送った。右腕は4回に森に2ランを浴びたものの、失点はこの2点だけに抑え、5回を投げ抜いた。5回8安打1四球で2失点。中日は5回表を終えた段階で7点をリードしており、藤嶋が勝ち投手の権利を掴んだ。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)