大谷翔平、奪三振リーグトップ浮上で“投手2冠” 6回10K2失点好投も…延長戦で惜敗

マーリンズ戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
マーリンズ戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

バットでは2試合連続無安打も…7回四球で出塁→今季7個目の盗塁

■マーリンズ 8ー5 エンゼルス(日本時間28日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、本拠地・マーリンズ戦に「3番・投手」で投打同時出場し、6回6安打2失点と好投を見せた。毎回10奪三振で勝利投手の権利を手にしたものの、救援投手が打たれて6勝目はならなかった。バットでは4打数無安打で2試合連続無安打。打率.269となった。チームは延長戦で敗れて2連敗。

 大谷が奪三振ショーを見せた。毎回10三振を奪い、3日(同4日)の敵地・カージナルス戦以来4試合ぶり今季4度目の2桁奪三振をマークした。シーズン90奪三振はブルージェイズのガウスマン(89奪三振)を抜いてリーグトップとなった。

 初回は先頭・デービスの投ゴロを一塁へ悪送球。同2死一、三塁から元DeNAグリエルの左前適時打で先取点を献上した。2回、4回と走者を背負ったものの無失点に。1-1で迎えた5回2死三塁ではソレアへ四球を与えると、昨季のア・リーグ首位打者アラエスに右前適時打を許した。クオリティスタートは2登板連続で今季7度目。防御率2.91となった。被打率.155もリーグトップだ。

 バットでは初回2死は左飛、3回1死一塁は二ゴロと凡退した。1点を追う5回1死一、二塁では二ゴロ併殺打に。一発が出れば逆転の大チャンスを生かすことができなかった。1点を追う7回1死は四球で出塁。二盗で今季7個目の盗塁を決めた。9回無死一塁は三直に倒れた。

 チームは4-4で迎えた延長10回に左翼・モニアックのタイムリーエラーなどで4失点。捕手・サイスが満塁機で本塁ベースを踏めずに失点する場面もあった。後味の悪い敗戦となった。

(Full-Count編集部)

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