加藤豪将がバウアーに感じた“日本での違い” 衝撃を受けた魔球「さすがだなと」

日本ハム戦に先発したDeNAのトレバー・バウアー【写真:町田利衣】
日本ハム戦に先発したDeNAのトレバー・バウアー【写真:町田利衣】

加藤豪将は9回2死三塁で見逃し三振を喫するなど4打数無安打2K

■DeNA 2ー1 日本ハム(14日・横浜)

 DeNAのトレバー・バウアー投手が14日、横浜スタジアムで行われた日本ハム戦で、9回113球を投げ3安打1失点12奪三振で4勝目を来日初完投で飾った。4打数無安打2三振に封じられた日本ハムの“逆輸入ルーキー”加藤豪将内野手は、サイ・ヤング賞右腕の“変化”を明かした。

 完敗を認めざるを得なかった。「さすがだなと。メジャートップの投手で、それを今日実践されたなという感じです」。9回2死三塁と一打出れば同点の場面ではスライダーに手が出ず見逃し三振に倒れた加藤豪は「日本に通用する球に変えてきているな、というような……。投げ方だったり、変化球を結構変えていて、それが凄いなと思いました。今日もやられましたけど」と振り返った。

 初回1死一塁の第1打席では、直球を打ち上げ中飛。4回1死の第2打席は、チェンジアップを打つも二ゴロに倒れた。このチェンジアップこそ、加藤豪が“変化”を感じた球だ。

「向こう(メジャー)ではチェンジアップがもっと外に逃げるような球だったんですけど、それがちょっと挟んだような球になっていた。それに自分はちょっとビックリしました。凄くいい球でした」

 加藤豪は2013年のドラフト2巡目でヤンキースに入団。長いマイナー暮らしだったが、2015年から4年連続2桁勝利をマークしていたバウアーは、「いつも見ていた」ほどの存在だったという。だからこそ、驚きも大きかったのかもしれない。

 メジャーでの実績がありながらも、日本野球に着々と順応しているバウアー。中4日で見せた“日本流”の快投は、さらなる無双を予感させた。

(町田利衣 / Rie Machida)

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