鈴木誠也が掴んだ“好感触”　凡退も収穫あり…打った後は「運になる」独自の発想

直近6試合は打率.154も「僕は必死にやるだけ」

　カブスの鈴木誠也外野手は19日（日本時間20日）、敵地でのパイレーツ戦に「3番・指名打者」で出場し、8回に適時二塁打を放つなど5打数1安打1打点で、打率を.262とした。チームは8-0で勝利を収め、試合後には「僕は必死にやるだけ。1戦1戦を大切に」と気持ちを引き締めた。

　収穫はタイムリーヒットだけではなかった。7回1死二塁で迎えた第4打席、ヨハン・ラミレス投手の153キロシンカーを捉えたが二ゴロに倒れた。結果は凡退だったが「あのセカンドゴロはヒットゾーンには飛んでいる。結果は捕られてしまったんですけど、ああいうところは（自分で）左右できない。僕はコンタクトするまでの段階を大切にしないといけない。バットに当たってしまったら、運になるので」と手応えを感じた打席だった。

　5打席で2三振を喫したが「三振以外の打席はしっかり振れている。しっかりと自分のスイングができたと思います。そういった打席を増やせるようにしたい」と表情は暗くない。

　直近6試合は26打数4安打の打率.154と苦しんでいる。「（状態が）良いときは構えがある程度しっくりきている。ドッシリ構えられて、次の動作に入りやすい」と分析。掴んだ手応えを離さず、結果につなげてみせる。

（Full-Count編集部）