大谷翔平、MVPコールは「励みになっている」 7勝目&初の二刀流マルチHRに笑顔
1試合2発は今季3度目、シーズン56発ペースに
■エンゼルス 4ー2 Wソックス(日本時間28日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、本拠地・ホワイトソックス戦に「2番・投手」で投打同時出場し、今季7勝目を挙げた。7回途中10奪三振4安打1失点と好投。バットでは初回に27号ソロを放つと、7回に28号ソロ。登板日に初のマルチ本塁打をマークした。「投球もそこそこ良かったので。今年は打席もいい内容が多いですし、いい打席を多く送れているかなと思っています」と振り返った。
衝撃のアーチショーだ。まずは初回1死で右腕コペックの真ん中付近のフォーシームを右中間27号ソロ。ベンチに戻ると、本塁打セレブレーションをスルー。水原一平通訳が兜パフォーマンスを見せた。
再びアーチをかけたのは7回1死だった。元同僚トゥーサントから左中間へ28号ソロ。投打同時出場試合での本塁打「リアル二刀流弾」は今季5度目、通算10度目。二刀流マルチ本塁打は自身初めてだ。
本塁打争いでリーグ2位につけるルイス・ロバートJr.の前で6本差とした。6月はこれで13本目とし、2021年6月に記録した月間自己最多に並んだ。シーズン56発ペースに伸ばした。
投球では7回途中10奪三振4安打1失点と好投。7回1死一、二塁で爪が割れたためにマウンドを降りたが、7勝目を挙げた。「決め球も良かったですし、7回しっかり抑えてから、きっちり回を終わりたかったですけど、中継ぎに助けられていいゲームだったかなと思います」と振り返った。試合中はMVPコールもあり、「マウンドでも打席でも励みになっているので。もっともっと大きい声援をもらえたら嬉しいなと思います」と表情を緩めていた。
(Full-Count編集部)