大失速エ軍に迫る「つらい決断」 大谷翔平“放出論”…トラウト離脱で議論が過熱

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

最近15試合を4勝11敗…トラウトが左手骨折でPO進出争いも厳しく

 エンゼルスに故障者が続出していることで、米メディアの中には大谷翔平投手を「トレードで放出すべき」という論調が広がりつつある。米放送局「FOXスポーツ」で、大谷を溺愛するアナリストとして知られるベン・バーランダー氏まで「エンゼルスは、ショウヘイ・オオタニをトレードに出すという、MLB史上最もつらい決断をしなければならない時が来た」という記事で、放出論を語っている。

 現在エンゼルスは45勝44敗、ア・リーグ西地区首位のレンジャーズからは6.5ゲーム離されているが、ワイルドカード争いからは3.5ゲーム差で踏ん張っている。ただ記事は「この球団は『地獄のような独立記念日』の週の真っ只中にいる。本当に、たった2日間ですべてが悪い方向に向かってしまった」として、チームが襲われた悲劇を伝えている。

 主砲マイク・トラウト外野手、アンソニー・レンドン内野手、そして大谷までが怪我に見舞われた。左手骨折で、手術まで受けたトラウトに比べればレンドンと大谷の怪我は軽いが「3人の怪我が同時に起こったことによるダメージが、エンゼルスがトレード期限に向けてどのようにアプローチすべきかに影響を与える。具体的に言うと、オオタニはトレードされるべきだ」と言い切った。

 バーランダー氏は「6月19日(日本時間20日)の時点では、オオタニをトレードする可能性などみじんもないと思っていた」という。この段階でエンゼルスは41勝33敗だったが、その後は4勝11敗と大失速している。

 トラウトが不在となる打線を不安視しており「エンゼルスは、今後かなり早い段階でプレーオフ争いから脱落する恐れがある。モニアックやアデルのような選手がいて、彼らは堅実なプレーを見せてくれるだろう。しかしトラウトの代役となると話は別だ」「エンゼルスはオオタニがMLBで最高のシーズンを送っている中、健康なトラウトがいても、プレーオフ争いに留まるのに苦労していたのである」とした。プレーオフ進出は難しいとみている。

エンゼルスとの契約延長は難しい?「見返りもなく去られるわけには…」

 そうなると「現時点のエンゼルスにとって、トレード期限で“売り手”であるべきであることが明白になりつつある、それは、オオタニをトレードすることを意味する」と続けている。

 大谷は契約延長しなければ、今オフにFAとなる。「もちろん、エンゼルスはこの二刀流のスーパースターを今後3か月間、キープすることもできる」とする一方で「しかしそれは、おそらく10月に終わりを告げる。避けられない事態をほんの数か月遅らせることになるだけだ」と断言。エンゼルスとの契約延長は難しいとみている。

 もしFA移籍となれば、エンゼルスは大谷の対価を得られないことになる。バーランダー氏は「だからこそ、エンゼルスはこの数週間中に彼をトレードしなければならないのだ。何の見返りもなく、史上最高の選手の1人であるオオタニに去られるわけにはいかない。特に、彼が在籍した6シーズンでチームとして成功を収められなかった後では、なおさらそうすべきだ」と、若い有望株を獲得するトレードを勧める。

 最後に「オオタニのトレードで得られるリターンは、エンゼルスの将来の運命を変えるかもしれない。オオタニと経験する残りの3か月がどれほど楽しいものであっても、それがより良い選択なのである」と結論付けた。さて、球団の選択はどうなるだろうか。

(Full-Count編集部)

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