大谷翔平獲得へ、球宴が「小さな助けになる?」 マ軍番記者が描く「宝くじ当選」級の夢

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

番記者「大谷はマリナーズファンが夢見る大当たりだ」

 エンゼルスの大谷翔平投手の去就問題が過熱している。マリナーズ地元紙「シアトル・タイムズ」のマリナーズ番ライアン・ディビッシュ記者は、「オオタニはマリナーズファンが夢見るジャックポット(大当たり)だ」と思い描いた。

 多くのマリナーズファンは、大谷を獲得する可能性は非常に少ないと考えているという。しかし「夢見てはダメなのか?」と同紙。「誰もが、宝くじで大金があたることを想像するだろう。同様に、オオタニがフリオ・ロドリゲスと同じラインナップの中、T-モバイル・パークでホームランを打ったり、ルイス・カスティーヨとジョージ・カービーの間で先発ローテーションの一角を占めることを想像しても良いだろう」と思いは膨らむ。

 大谷が二刀流で躍動していることは言うまでもないが、「マリナーズは何度も目の当たりにしてきた」というように、対戦した計76試合で打率.248、14二塁打、4三塁打、16本塁打、47打点、9盗塁をマークしている。ただ、T-モバイル・パークでの31試合では打率.184、4二塁打、6本塁打、13打点、15四球、31三振。投手としては、8試合に先発して5勝0敗、防御率2.02、62奪三振、15四球で、うちシアトルでは3試合に先発して3勝0敗、防御率1.50だ。

 大谷がメジャー移籍する2017年12月7日、サービス監督とマリナーズで野球運営部門の責任者を務めるジェリー・ディポト氏らがロサンゼルスで大谷の代理人のネズ・バレロ氏らと面会した。その日は7球団がプレゼンテーションを行い、マリナーズもシアトルの街や日本人選手の歴史などを紹介するビデオを制作。投手としても打者としても、起用法を説明する膨大なマニュアルを用意した。

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